【高度人材】「学歴ポイント」の計算方法について行政書士が解説

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結論:大きく分けて4つの項目を確認する&各項目1回までポイント加算できる

高度専門職の在留資格を取得したくて高度人材ポイント計算をしていたのですが、学歴に関するポイントが複雑で正確なポイント計算ができているか不安です…どのように計算したら良いのでしょうか?

 学歴ポイントの計算方法を具体的に解説いたします。一緒に見ていきましょう!

原則①学歴関連のポイント加算項目は大きく分けて4つある

高度人材ポイント計算表の学歴ポイントでは以下の4つの加算項目があります。

項目①学位の確定
項目②複数の修士以上の学位を保有しているか?
項目③本邦の大学もしくは大学院を卒業
項目④法務大臣が告示で定める大学を卒業

原則②各項目1回まで加算できるが同じ項目の重複加算は出来ない

項目①学位は最終の学位を採用

学士と修士の学位を持っている方が学士10点と修士20点を合計して30点という計算は出来ず、最終学歴の修士の20点のみを採用します。

項目②修士以上の学位を複数持つ場合何個持っていたとしても5点

修士以上の異なる分野の学位を複数持っている方は5点の加算が可能ですが、3つ持っていても4つ持っていても加算できるのは5点のみです。

項目③本邦の大学もしくは大学院を何個卒業していたとしても10点

本邦の大学もしくは大学院を卒業している場合に10点の加算ができますが、本邦の大学や大学院を2か所卒業していたとしても10点のみ加算が可能で、10点×2という計算は出来ません。

項目④加点対象大学を複数卒業していたとしても10点

加点対象大学を卒業している場合には10点の加点ができますが、もしも異なる複数の加点対象大学を卒業していたとしても、10点までしか加算することが出来ません。例えば2か所異なる加点対象大学を卒業していたとしても10点×2という計算は出来ず、10点のみ加点が可能です。

まとめ

学歴ポイントは項目が多くてわかりにくいのですが、以下の注意点を踏まえて計算すれば問題ありません。

・大きく分けて4つの項目があるということ
・同じ項目は重複加算できないこと

ご自身の学歴ポイントをぜひ正確に計算してみましょう!

この記事を書いた人

入管業務を専門にしている行政書士です。「高度専門職」「経営・管理」「技術・人文知識・国際業務」のビザ取得に豊富な経験があります。受任できるビザの種類は限定しておりません。まずはお気軽にご相談くださいませ。

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