日本の高度専門職(高度人材)ビザは、高度な専門知識や技術を持つ外国人に対して発行される特別なビザです。高度専門職(高度人材)ビザの中の一つである高度専門職1号ロビザにも複数の優遇措置が用意されております。しかし、申請するためには、通常のビザ申請書類に加えて、多くのポイント立証資料を準備しなければなりません。本記事では、高度専門職1号ロビザ申請に必要な書類と、それに関連する情報について見ていきます。
ポイントの疎明資料を書類で完璧にそろえる必要がある
高度専門職1号ロビザの申請には、ポイント制度に基づく疎明資料が必要です。全て書類で立証する必要があります。
学歴
学歴は高度人材ポイント制度の重要な要素です。例としては以下のような書類を提出する必要があります。
- 卒業証書:最終学歴の卒業証書。
- 卒業証明書:卒業したことを証明する書類。
- 学位証明書:学士、修士、博士などの学位を証明する書類。
- 成績証明書:学業成績を証明する書類。
職歴
職歴もポイントを獲得するための重要な要素です。以下の書類が必要です。
- 退職証明書:以前の職場での在籍期間を証明する書類。(会社の実印押印済みのもの)
- 在職証明書:入社日から現在まで勤務していることを証明する書類。(会社の実印押印済みの者)
どのように証明書を作成すれば審査上有効な証明書となるのかについては、就職先の職務内容や海外企業との契約状況など個別事情によって異なります。当事務所では、そういった状況をヒアリングさせていただいた上で、適切にサポートすることが可能です。
年収
年収は申請者の経済的な安定性を示すために必要です。以下の書類を提出します。
- 収入証明書:過去の収入を証明する書類。給与明細や年収証明書など。
- 納税証明書:税務署から発行される、過去の納税状況を証明する書類。
※年収ポイントは場合によっては海外から受けている報酬を合算することが可能です。合算が可能かは個別判断となります。当事務所では、お客様の状況をお伺いして合算の可能性についてコンサルティングさせていただくことが可能です。
日本語能力試験
日本語能力試験N2以上に合格している場合には加点があります。
- 日本語能力試験N1もしくはN2の合格証
職務に関連のある資格
申請者の専門性を証明するため、関連する資格に合格している場合には加点されます。
- 職務に関連のある資格の合格証
※資格によるポイント加算の対象になるかどうかについては明確な資格名のリストなどは公表されておらず、個別判断になります。加点されるかが不安な資格をお持ちの場合には、ぜひご相談ください。当事務所でも確認をさせていただきます。
一般の就労ビザの場合の資料を併せて提出する
高度専門職1号のビザを取得する要件として、以下のいずれかの就労系在留資格に当てはまる方である必要がり、その立証資料を提出する必要があります。
「教授」「芸術」「宗教」「報道」「経営・管理」「法律・会計業務」「医療」「研究」「教育」「技術・人文知識・国際業務」「企業内転勤」「介護」「興行」「技能」
つまり、高度専門職1号ビザの申請書類としては『ポイント立証資料+一般の在留資格を申請する場合の必要資料』となります。
まとめ
高度専門職1号ロビザの申請には、多くの書類を準備する必要があります。ポイント制度に基づく疎明資料として、学歴、職歴、年収、日本語能力試験の合格証、関連資格の合格証など利用したいポイントの立証資料が必要です。また、申請人の方が該当する一般のビザの立証資料も併せて提出しましょう。
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